リリース2018.05.28
調査会社ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社
調査期間2018.04.11~2018.04.15
調査対象日本国籍/日本語力ネイティブレベルかつ
英語力ビジネスレベル以上(TOEIC スコア 735 点以上)
を有する/ビジネス経験がある300名

〔最も役立った英語習得法〕は、〔海外留学及び長期滞在〕が一番役に立ったとされています。言うまでもなく、実践してこそ英語力は磨かれてきます。
さらに期間を細かく見ていくと、半年未満の英語学習で最も役立ったとされるのは、〔英会話スクール、英語教材〕が最も多く、続いて〔友人パートナー〕という結果に。
1年未満の英語学習で役立ったのは、〔留学、義務教育、TVラジオ〕。2年未満の英語学習で役立ったのは、〔留学〕が70%とダントツで多く、それ以外に役立ったのは〔大学、英会話スクール、映画ドラマ、英語教材、アプリ〕となっています。
〔英会話スクールが最も役立った人の利用期間〕では、半年~1年未満の人・1年~2年未満の人が共に1割程度となり、2年以上英会話スクールを続けていたという人が8割以上です。英会話スクールは、2年以上は継続した人が最も役立ったという実感をもっているようです。
〔オンライン英会話が最も役立った人の利用期間〕では、半年~1年未満の人が3割強、1年~2年未満の人が1割強、2年以上の人は5割です。短期間で利用する層と、長期に利用する層と分かれ、英会話スクールと同様に半数の人は継続して利用し、実践で役に立ったという実感を得ています。
さらに、バイリンガル現役ビジネスパーソンが考える〔英語習得のポイント〕は、〔継続すること(忍耐&モチベーション維持)〕〔失敗を恐れず、積極的に行動できること〕です。〔コミュニケーション能力の土台〕や〔異文化理解〕などの素質よりも、学ぶスタンスがポイントと考えている人が多いです。とにかく英語は使う量が重要とのことで、英語が好きな気持ちや、始めたきっかけを糧に学び続けた人がバイリンガル並みの英語力を身に着けることに成功していると言えます。
英語習得によるメリットでは〔年収がアップした〕という職種は、エグゼクティブ/経営の人、医療/福祉/バイオの人が多く。〔仕事の選択肢が増えた〕という職種は、財務/会計の人、金融/資産運用の人、機器/電気/建築/ブランドの人が多いです。〔活動の範囲が広がった〕という職種は、ホテル/レジャー/外食系/旅行系の人、コンサルティングの人などです。これらの職種以外にも様々な職種の人がメリットを感じています。全職種で見ると、英語を習得したことにより〔仕事の選択肢が増えた〕〔活動範囲が広がった〕というメリットがあります。メリットは感じないという回答も中にはあり、全体では4%ほどでした。
これらの英語力を武器に活躍しているビジネスパーソンの声は、グローバルに活躍したい人がこれから参考にできる内容です。日本の英語力はアジア諸国の中でも未だ低い状況ではありますが、課題となる日本人の英語力向上は、学習環境によって選ぶ学習方法を変えるなどし、効率的に英語を習得する必要がありそうです。また、仕事で生かせる機会が増えることも、今後の英語力底上げの役割を担っていることが想像できます。
調査元URL:http://www.daijob.com/uploads/pdfs/c4e5cc-37b3-c033c.pdf